お墓の風水|お墓は風水のど真ん中。見るのは「立つ場所」と「向き」

結論から言いますね。お墓は、風水のど真ん中なんですよ。

実際のところ、そうなんです。ただね、お墓を風水で見てもらえるってことを、知らない人が多い。知らないから、相談は来ない。そんなに多くはないんですよ。

風水は、お墓から始まった

風水がどうやって生まれたかは「風水とは何か|家に何かを置くだけではない「環境構築の体系」」でお話ししましたけど、お墓の話だけ繰り返します。

人が定住して農業をやっていくと、耕す土地が足りなくなって、隣の集落同士で争いが起きるわけ。争いが起きると、塀で集落を囲うようになる。これを国と言って、その中に王様が立つことになります。

負けるとね、先祖の墓が荒らされるわけですよ。だから、絶対に荒らされない場所、先祖が安らかに眠ることができる場所として、どこに墓を建てるかっていうのが始まった。これが本当の本流の風水の始まりなんです。お墓が先ですよ。まちの風水は、そのあと。

どっちかというと、先祖の弔いでしょうね。墓を荒らされるのがいちばん屈辱的で、あってはならないことだったんだと思います。これは私の推測ですけどね。

お墓の風水で見るもの

お墓を見るとしたら、お墓が大地の中のどこに立っているのかと、お墓がどっちに向いているのかを見ます。

ちなみに「墓相(ぼそう)」って言葉があるでしょ。墓相って言ったら、お墓そのものの相、つまり形のことを言うことが多いんです。

お墓の良し悪しで見えること

私がざっくり言うとね、お墓の良し悪しで見えるのは、子孫が途絶えてしまうか、3代先まで反映するか。そういうところなんですよ。

お墓を建てるなら、建てる前に相談を

今の墓地ってのは、向きがある程度決められてしまっているんです。だから、向きが悪かったら、移動するしかなくなる、ということはあるかもしれない。

それにね、お墓を建てる場所の権利を買うのも、安いものじゃないんですよ。

ちなみに、墓地ってのは、土地そのものを買うわけじゃなくて、その場所を使う権利を買うのが一般的です。墓地には大きく分けて、お寺が管理する寺院墓地、市区町村などが管理する公営墓地、宗教法人などが運営する民間霊園があります。

だから、お墓を建てるとなった時には、建てる前から相談に来るのがいいんです。

昔の「猫足」のお墓

昔はね、猫足といって、爪が立ったような足の上に、石を上からポンと置くだけのお墓がありました。

こういうのはあまり良くないと言われていて、最近は見なくなりましたね。

墓じまいは悪くない

墓じまいは、悪くないんですよ。

「もう50年以上経ったから、墓じまいする」と言っている人たちもいます。それはいいことです。管理のできない墓ほど、悪さを出すものはないんです。

それとね、風水上あまり良くない建て方をしてしまっている墓も、良くないんです。そういう墓は、あるよりも、ない方がいい。

墓じまいってのは、墓石を片付けて、お骨を別の場所に移すことを言います。お骨を移すのを「改葬(かいそう)」って言って、今のお墓がある市区町村で「改葬許可」をもらうわけ。移し先が決まっていないと進められないので、移し先を決めるのが先なんですよ。細かい手続きは、市区町村と今の墓地の管理者に確認してください。

樹木葬と納骨堂

樹木葬ってのは、墓石の代わりに樹木を目印にして埋葬する方法のこと。墓と呼べるものがないんです。もう木になっちゃってるんだったら、木になったでいいんじゃないか、と私は思いますね。

納骨堂ってのは、屋内の施設にお骨を納める形のこと。建物として存在してるでしょ。だから、その納骨堂の向きと立地が関係してくるわけ。

陰宅(お墓)と陽宅(生きている人の家)の違いは「陽宅風水とは|生きている人の家を、土地から部屋まで見る風水」でお話ししています。

土地と建物で迷っているなら、風水師に相談する一択です。不動産屋も建築士も、その土地と建物があなたに合うかどうかは見ないからです。

風水師 福満寿徳

この記事を書いた人

福満寿徳(ふくみつ・としのり)

風水師
一般社団法人全日本風水師協会 理事長

風水師歴17年。鑑定経験は、風水を含む占術全体で5,000件以上。東洋の占術16種を扱っています。元NHKカルチャー講師です。

風水の仕事の前は、不動産の営業をしていました。父は風水師です。風水を学ぶと決めたのは、電力会社のイベントで無料の姓名判断を受け持ち、一人10分ほどで40人ほどを鑑定した日でした。一度きりの鑑定ではなく、環境まで変える仕事がしたいと思ったのです。

今は全国を回り、住まい、会社や店舗、お墓まで、土地と建物を決める前のご相談を受けています。