家を建てる土地探し|風水師が最初に聞くのは「今建てるべきか」

家を建てる土地をこれから探す。エリアも決まってない。どういう順番で探せばいいですか? って聞かれたらね、私はまず土地の話をしないんですよ。

ステータスが分からないと、なんとも言えないんです。

家を建てる土地を探したくなる理由

家を建てたい理由は、世間ではよくこんなふうに言われます。そろそろ落ち着きたい。子どもの学校の前に決めたい。賃貸の家賃を払い続けるのがもったいない。自分の家なら間取りも好きにできる。

土地から探して建てる場合、土地を買って、建築の会社と図面を決めて、工事をして、と、順番に進めていくことになります。だから「エリアはどこにしよう」「どんな土地がいいんだろう」って、先に土地の話から入りたくなるわけ。

でもね、その前に聞くことがあるんです。

模擬面談で聞いたやりとり

ここからは、私がお客さん役の人と行った模擬面談のやりとりです。実在のお客さんの話じゃありません。

最初に聞くのは「お仕事は何をされているんですか?」。会社員だと言うので、次は「おいくつですか?」。38歳だと言う。

その次に聞いたのが「ちなみに、ずっと同じところで仕事をしているの?」です。

新卒から同じ会社で、転勤があって、今の支店は3年目。この先も転勤がないとは言えない。でも、子どもの学校のこともあるから、家を建てて落ち着きたい、と。

それ、大丈夫なの? って思うでしょ。私もそう聞きました。

「単身赴任でいいかと」

そうしたら、転勤になったら単身赴任でいいかと考えていた、と言うんです。奥さんとは、まだちゃんと話していないって。

単身赴任ね。まあ、それでお金が回るんだったら、いいんじゃないのかな、と私は答えました。

ここで、お金の話を少しだけしておきますね。これは風水の話じゃなくて、世の中の一般的な話です。住宅ローンは、30年、35年と長く返していくのがふつうです。そこに単身赴任が加わると、家は二つ分になる。家賃も光熱費も、二重にかかるでしょ。

建てたあとに転勤になったら

家を建てたあとに転勤の辞令が出たら、一般には、選べる道は三つ考えられます。家族で一緒に引っ越す。家族は残して単身赴任する。家を人に貸すか、売る。

家族を残せば二重生活になるし、貸すにしても、借り手がつくとは限らない。売るにしても、ローンが残っていれば返済の話になります。

「建てないほうがいいでしょ」

お客さんは、こう言いました。二重生活になるとお金が厳しいかもしれない。住宅ローンもある。今建てるのは早いのか、建てるならどんな土地がいいのか。

私の答えは、「建てないほうがいいでしょ」です。

なぜかって、だって、自分で「厳しいかもしれない」って言ったんだよ。そんなの、すすめられないでしょ。

私が決めたんじゃないんです。お客さん自身の言葉で、判断するんです。仕事、年齢、転勤と聞いていったら、お客さん自身が答えを言っちゃった。

土地の話は、そのあと

じゃあ、土地の話はどうするのか。建てると決まったら、土地を見る話になります。避けたい土地の形やまわりの条件は「選んではいけない土地|風水で避けたい7つの条件」にまとめています。間取りは、土地が決まってから、ラフの図面の段階で見せてください。「注文住宅は「ラフの図面」の段階で風水師に見せる」でも話しています。

私はステータスが分からないと、なんとも言えないんです。だから聞かれたら、まず仕事から聞きます。

土地を探す前に

家は、人生でいちばん大きい買い物のひとつでしょ。

土地と建物で迷っているなら、風水師に相談する一択です。不動産屋も建築士も、その土地と建物があなたに合うかどうかは見ないからです。

風水師 福満寿徳

この記事を書いた人

福満寿徳(ふくみつ・としのり)

風水師
一般社団法人全日本風水師協会 理事長

風水師歴17年。鑑定経験は、風水を含む占術全体で5,000件以上。東洋の占術16種を扱っています。元NHKカルチャー講師です。

風水の仕事の前は、不動産の営業をしていました。父は風水師です。風水を学ぶと決めたのは、電力会社のイベントで無料の姓名判断を受け持ち、一人10分ほどで40人ほどを鑑定した日でした。一度きりの鑑定ではなく、環境まで変える仕事がしたいと思ったのです。

今は全国を回り、住まい、会社や店舗、お墓まで、土地と建物を決める前のご相談を受けています。