風水で金運を上げたい人へ|お金の機能と本当の問題

「金運を上げたいんです」って言われること、あるんですよ。

じゃあ黄色い物を置けばいいのか、観葉植物を置けばいいのか、って話になりがちなんだけど、私はそこへ行く前に一つ質問したいんです。「あなたは、お金の機能って答えられますか?」って。

お金の機能は3つある

お金って、実は3つの働きをしてるんですよ。

一つ目は、価値の尺度。物の値段を測る物差しですね。二つ目は、交換の手段。売り買いの仲立ちになるもの。三つ目は、価値の貯蔵。価値を取っておいて、将来に持ち越せる。

これは風水の話じゃなくて、お金そのものの話ね。

機能を知らずに「お金が欲しい」と言っていたら

「物を買うため、貯めておけること、くらい。考えたことがなかった」って答えが返ってきたとするでしょ。

そういうこと。お金にどんな機能があるのかを知って、それを自分が使えるようになれば、それはお金の運びがいいんです。でもね、お金にどんな機能があるかすら考えたことがなくて、「お金が欲しいんだ」と言っていたら、それってお金の運びが悪くないですか?

黄色い物を置くのも、意味がないことはないんですよ。ただし、金運って何?と説明できなかったら、何をやってるの?って話なんです。置き物や色の話は、「風水で家を見るなら、カーテンの色や玄関マットは最後の最後」でお話ししています。

金運がいいことの正体は、3つの機能を使えること

3つの機能を自分が使えるようになるってのは、風水とか家とか、それ以前の話なんですよ。

価値の尺度が使える人は、価値を人に伝えられる。人に価値を伝えられるなら、その時点で金運があるんです。

交換の手段が使える人は、お金がギブアンドテイクで使われるものだと知っている。これを知っていると、仲立ち、つまり仲介をすることがお金になるって分かるでしょ。

価値の貯蔵が使える人は、たまっているという状態が、もうすでに未来の生活を確定させるって分かっている。

これが「金運がいい」ってことの正体でしょう。

これは、よく言われる験担ぎや、スピリチュアルの人が言う「お金は感謝する人を好きになる」みたいな話とは違いますからね。

「どれのことですか?」と聞き返す

そのうえで、私はこう聞くんです。「あなたは、この3つのうちどれのことを言って、金運がよくなりたいと、金運という言葉を使っているの?」って。

たとえばね、お客さんが「3つ目です。将来が不安で、お金がたまってほしいんです」と答えたとしますよ。

じゃあ、将来が不安ってのは、どう不安なんですか? お金があったら働かなくても食べていける。ということは、仕事で何かトラブルを抱えているの? 仕事の人間関係で何か嫌なことがあるの? そうやって聞いていくんですよ。

本当の問題は、金運じゃなかった

そこでさらに、「上司とうまくいっていない。いつ辞めても大丈夫なようにお金をためたいのが本音」と答えたとしますよ。

だったらね、金運がよくなりたいと言っているけれど、実際は、上司とのコミュニケーションがうまくいくようになったら、将来の不安って消えるんじゃないの? という話になるわけ。

風水は、いろんな種類の良さを引き出せる

風水ってのはね、目上の人に引き立てられるのを強くしたり、自分が人からお金をいただいて何かを売るのを強くしたり、自分の知恵やコミュニケーションをよくしたり、いろんな種類の良さを引き出すことができるんです。

もし私が、その人の話をうのみにして「金運だね。じゃあ財運を高めればいいじゃん」という家の造りにしていたら、たぶん間違えて、「こうやったらいいよ」っていうコンサルをしていたかもしれない。この人の場合は、上司に目をかけられて、上司とのコミュニケーションがよくなるように家を整えないと、根本的な問題は解決しなかったかもね。

だから、金運と言われたら、金運の中身を聞かないと、どんな家に整えればいいのかも決まらないんですよ。「運がいい」の中身が人によって違う話は「「運がいい」とは何か|風水で家を整える前に決めること」に書きました。

先に土地と建物を見る

そして、家を整える前に、まず土地と建物なんですよ。人生の中での運勢を支えることができるのは、土地がいいかどうかなんですよ。しかも、大地がよくても建物がよくなければ成功はなく、じり貧になります。だから金運の話をするときも、住まいを整えるのは、土地と建物を見たうえでの話なんです。宝くじやお金持ちの話は「風水で家を選べば金運は上がる?|宝くじは事故と同じ」でお話ししています。

土地と建物で迷っているなら、風水師に相談する一択です。不動産屋も建築士も、その土地と建物があなたに合うかどうかは見ないからです。

風水師 福満寿徳

この記事を書いた人

福満寿徳(ふくみつ・としのり)

風水師
一般社団法人全日本風水師協会 理事長

風水師歴17年。鑑定経験は、風水を含む占術全体で5,000件以上。東洋の占術16種を扱っています。元NHKカルチャー講師です。

風水の仕事の前は、不動産の営業をしていました。父は風水師です。風水を学ぶと決めたのは、電力会社のイベントで無料の姓名判断を受け持ち、一人10分ほどで40人ほどを鑑定した日でした。一度きりの鑑定ではなく、環境まで変える仕事がしたいと思ったのです。

今は全国を回り、住まい、会社や店舗、お墓まで、土地と建物を決める前のご相談を受けています。