引っ越しの時期は風水で選ぶ?|不調が続く家なら、余裕があれば待たなくていい

引っ越しの時期を風水で選びたい、って相談がありますよね。結論から言いますね。今の家で、家族の体調がすぐれない、仕事もうまくいかない、っていうなら、時期なんか待たなくていいんです。引っ越す余裕があるなら、すぐ引っ越したほうがいいと私は思います。

「吉方位の時期を待て」ってネットに書いてあるけど

引っ越しの時期を調べると、「吉方位の時期を待て」とか「今年は方位が悪いから動くな」とか、ネットにいろいろ書いてあるでしょ。

吉方位ってのは、一般には、引っ越す人にとって縁起がいいとされる方角のことで、年や月、生まれ年によって変わると言われてます。だから「いい方角が来るまで待ちましょう」って話になるわけ。

じゃあ、どう考えたらいいのか。たとえば、こういう相談があったとしますよね。「今の家に住んで10年。家族の体調がすぐれないし、仕事もうまくいかない。引っ越しを考えてるけど、いい時期、避けたほうがいい時期は?」

これ、どう答えると思います?

待ってる間、ずっと影響を受け続けたいんですか

病気じゃない人だったら、「時期を待て」って私もそう言いますよ。でもこの方は、今まさに病気なんでしょ。仕事のほうも陰りがあるんでしょ。

それってね、住んでる人一人に影響がどうこうじゃなくて、全員に影響が出てる感じがするよね。

そういうマイナスのほうに引っ張ってる家なんだとしたら、待ってる間、ずっと影響を受け続けたいんですか、ってことなんですよ。

元気な人の住み替えなら、引っ越しの時期を選ぶ

反対に、家族も自分も元気で、仕事も順調。そういう人が前向きに住み替えるなら、時期や方位を選んだほうがいいんですよ。ただし、目的がはっきりしていればね。

子どもの受験、独立して事業を始める、結婚して家族が増える。目的によって、選ぶ時期や方位は変わるんです。種類が違うんですよ。

運ってのはね、目的に対して決まるものなんです。たとえば、ふかふかの布団で気持ちよく眠りたくて、晴れた日に布団を干したとするでしょ。昼過ぎに雨が降ってきて布団がぬれたら、その目的にとっては運が悪かった、ってことになるわけ。目的があって初めて、運がよかったのか悪かったのかが決まるんですよ。何を実現したいのかが決まってなければ、いい時期かどうかも決めようがないでしょ。「運がいい」の中身については「「運がいい」とは何か|風水で家を整える前に決めること」でお話ししています。

目的は、だいたい家の主人に合わせる

でも、家族で引っ越すなら、目的は、だいたい家の主人に合わせるんです。

家の主人ってのは、最終決定権を持ってる人のほう。共働きでも、奥さんの収入のほうが多い家庭でも同じです。

じゃあ、子どもの受験のときはどうするのか。その場合は、家の中をいじって差し上げるほうがいいんですよ。引っ越しそのものを子どもの受験のためにするのは、子どもにそんなに圧をかけたいのかな、と私は思っちゃいます。

引っ越しの時期で、風水師が見るもの

時期を選ぶとき、私は奇門遁甲(きもんとんこう)の盤を使います。奇門遁甲ってのは、時の流れによって、よい方位と悪い方位がどう変わっていくかを読むもんなんですよ。

盤には年・月・日・時の4種類があって、引っ越しでは月と時間を見るんですね。

ただね、引っ越し先の方位は選べないことのほうが多いんですよ。それは、そういう運勢なんです。

時間は選べます。だから時間のほうを、引っ越してから数日で問題が起こらないための、最低限の対策として使うわけ。

時期より先に、家を見てほしい

時期の話をしてきたけど、引っ越し先の物件が、どんな風水条件のもとに建っているのか。それを確かめてから選んでほしいんですよ。

私のところにはね、「最近引っ越したので、家の風水を見てもらえませんか」って相談がよく届くんです。でも、住み始めてから条件がよくないと分かっても、すぐに引っ越し直すのは簡単じゃないでしょ。お金もかかります。

だから私は、風水を気にしてほしい時期の一つとして、引っ越す前を挙げてるんです。それも、新しい家だけじゃなくて、今の家から見てほしい。今の家のレベルが、次の家で何を目指すかを決める基準になるからです。そのことは「風水で引っ越しを考えるなら、新しい家より先に「今の家」を見る」で詳しく書いています。

土地と建物で迷っているなら、風水師に相談する一択です。不動産屋も建築士も、その土地と建物があなたに合うかどうかは見ないからです。

※風水は、病気を治すものではありません。病気と向き合う本人とご家族が、落ち着いて医師と話し合えるよう、住まいの環境を整えるものです。治療については、必ず医師にご相談ください。

風水師 福満寿徳

この記事を書いた人

福満寿徳(ふくみつ・としのり)

風水師
一般社団法人全日本風水師協会 理事長

風水師歴17年。鑑定経験は、風水を含む占術全体で5,000件以上。東洋の占術16種を扱っています。元NHKカルチャー講師です。

風水の仕事の前は、不動産の営業をしていました。父は風水師です。風水を学ぶと決めたのは、電力会社のイベントで無料の姓名判断を受け持ち、一人10分ほどで40人ほどを鑑定した日でした。一度きりの鑑定ではなく、環境まで変える仕事がしたいと思ったのです。

今は全国を回り、住まい、会社や店舗、お墓まで、土地と建物を決める前のご相談を受けています。