マンションを風水で選ぶときに見ること|階・向き・部屋の位置・中古の余気
マンションを風水で選ぶとき、最初に決めておくことがあります。そこを買う目的です。
まず、そこを買う目的を決める
たとえば、中古マンションの候補が「駅近の15階」と「駅から少し遠い3階」の2つあったとします。どっちがいいかと聞かれたら、私はまず、そこを買う目的を聞きます。
駅から近いのは利点です。生活圏がにぎわっているからです。一方で、駅から20分の3階でも、車が必須の地方都市なら、全然ありなんですね。
どっちが正解かは、物件だけ見ても決まりません。何のためにそこに住むのかで、選ぶ物件が変わるわけです。
マンションでも、見る順番は外側から
私が住まいを見る順番は、エリア、住む場所、建物のまわり、建物、建物の中、そして配置です。外側から内側へ、大きいところから見ていきます。マンションでも同じです。
カーテンの色や玄関マットは、最後の最後です。料理で言ったらパセリのようなもの。私たちが見ているのは皿です。どんなに美味しいフレンチも、タッパーに盛り付けられたら台無しというものです。
まわりが低い家ばかりの中に、一棟だけ高いマンションが建っている。上の階からの眺めはよさそうです。けれども、その建物は、下から突き上げを食らいそうな形になっています。住む場所としては、あまりよくありません。
川や道路、線路のカーブの外側。T字路の突き当たり。こうした形も、マンションだから関係ないということはありません。避けたい土地の形は選んではいけない土地に書いています。
階:私は、15階を超えてくるとあまりいいとは言えないと思っている
高い階は、大地から離れすぎていて、大地からの恩恵が得られない可能性があります。
ただ、都心はそういうものばかり建っているので、悪くないと見立てる人もいます。私は、だいたい15階を超えてくると、あまりいいとは言えないと思っています。
向き:見るのはエントランスと玄関
広告の「南向き」は、ふつう、主な窓やバルコニーがどちらを向いているかを表しています。日当たりの話です。
風水で見る向きは、玄関と門の向きです。マンションなら、エントランスと玄関を見ます。自分の部屋の前に門があるタイプのマンションもあります。そこも測ることにしています。
マンションでは、バルコニーと玄関が反対側にある間取りがよくあります。広告に南向きと書いてあっても、玄関から外へ出るときは北に向かって出ていく、ということになるわけです。
それから、時代によっていい向きは変わります。風水では、20年に1回、気が変わっていくとされています。今の20年は、2024年から2043年までです。
ただし、同じ向きでも、だめなところは門との関係で決まってきます。玄関と門の向きがそろっているかどうか、ということではありません。その組み合わせによって、その家が使用可能か、だめかがだいたい分かることになっています。ここは専門的になるので、私たちが測ります。向きのことは風水の「向き」は、不動産屋さんの「南向き」とは別物ですで詳しく書いています。
部屋の位置:角部屋、中部屋、エレベーター、廊下の奥
同じマンションでも、部屋がどこにあるかで見方が変わります。
角部屋なら、東側の角はいい。西側の角は西日が入ります。黄昏やすいんですね。気持ちが落ち込みやすい方などは、やめたほうがいいかもしれません。
中部屋は、悪いわけではありません。角部屋との違いは、窓が向かい合う2辺にしかないことです。
エレベーターの横や前の部屋は、そこを人が通ること、エレベーターが常に動いていることで、自分たちが気づかないうちに、そういうことに過敏になっていく可能性があります。
廊下の突き当たり、一番奥の部屋は、土地のT字路の突き当たりや、袋小路の一番奥と同じように考えていいです。一番奥の部屋はそうなりやすい。ただ、一番奥の部屋を広く作ろうとして、そうなっているマンションも結構あります。私は選ばないけどね。
間取り:玄関の向きとトイレの位置
部屋の中で最低限見てほしいのは、玄関の向きとトイレの位置の組み合わせです。玄関がどちらを向いているかで、その家で特に気をつける方位が決まります。そこに水回りがあるかを見るのが黄泉八殺(こうせんはっさつ)です。正確な方位が間取り図に書いてあれば、図面でも分かります。影響は命に関わります。下水道になった今は昔ほど強くは出ませんが、それでも影響は出ます。
家の真ん中にトイレがある部屋も、影響が充満します。どちらも、避けるのが無難です。黄泉八殺の話はソフトの話じゃなくて、ハードの話なんですね。
中古マンションは、前の人の「余気」を近所に聞く
中古は前の人の気が残っているから、お祓いやリフォームをしてから住む。そういう話は、特に言われます。だけど、いくらそれをやっても、気というのは残っています。これを余気(よき)と言います。
では、新築なら心配はないのか。建物が変わると、中の気は変わります。ただ、土地柄は残ります。その土地が大地の風水から受けている気は変わりません。
中古マンションで余気を確かめるには、近所の人に聞いたらいい。余気が悪いと分かった部屋は、買いません。基本的に、庶民に大地はいじれないんです。
契約の前に、風水師に見てもらってください
マンションは、まわりの環境も、階も、玄関の向きも、トイレの位置も、買ったあとから変えられません。だから、買う前に見るわけです。
本当に難しいのは、道路や川や高低差を複合的に見るところと、玄関と門の組み合わせです。ここから先は、風水師の仕事なんですね。
土地と建物で迷っているなら、風水師に相談する一択です。不動産屋も建築士も、その土地と建物があなたに合うかどうかは見ないからです。
※風水は、病気を治すものではありません。病気と向き合う本人とご家族が、落ち着いて医師と話し合えるよう、住まいの環境を整えるものです。治療については、必ず医師にご相談ください。
