最新記事 風水師 福満寿徳
選んではいけない土地|風水で避けたい7つの条件
風水で選んではいけない土地の中には、目で見てわかるものがあります。風水を学んだことがない方でも、見ればわかる形です。目には見えず、さまざまな理論を使って初めてわかるものもありますが、この記事で取り上げるのは、目に見える形のほうです。
私が住まいを選ぶときは、エリア、住む場所、建物の周辺、建物、建物の中、配置の順に見ます。この記事で取り上げるのは、そのうち「建物の周辺」、つまり土地のまわりの形です。
土地を決めた瞬間に、8割が決まる
風水では、見えるもの(巒頭(らんとう))と見えないもの(理気(りき))を、8対2で考えます。巒頭とは、山や地形、建物のように、目で見てわかる形のことです。
この巒頭は、土地を決めた時点で全部決まってしまいます。建物の段階で選べるのは、残りの2、つまり玄関と門の向きだけです。だから、土地を決めた瞬間に8割が決まるわけです。
家が決まってから土地の条件を見ても、もう変えようがありません。だから、家を決める前に土地の条件を見て、どこがいちばんよさそうかを探します。
風水では、空間を「生気」と「殺気」に分ける
風水では、空間を二つに分けて考えます。生気(せいき)を帯びた空間と、殺気(さっき)を帯びた空間です。家は空間の中に建てるものですから、住むなら生気を帯びた空間のほうがいい。そのために、まず殺気を帯びた空間を避けます。
目に見える殺気の形として、私は次の五つを挙げています。
- 鋭い角が向かってくる形
- 弓を引いたように、反った線が向かってくる形
- 矢が向かってくる形
- 頭の上から何か落ちてきそうな形
- 足元から突き上げられそうな形
この五つの形は、実際の土地では次の7つの条件として現れます。
道路と隙間が「矢」になる
T字路の突き当たり。 建物の正面に向かって道路が一直線に伸び、建物の前で突き当たっている土地です。建物に向かって矢が飛んでくる形です。ブレーキの利かない車がその道をまっすぐ走ってきたら、必ず突き当たりの建物にぶつかります。風も道に沿って吹いてきて、突き当たりにぶつかります。
なぜかはわかりませんが、気というのはまっすぐ進むというセオリーがあります。道の上に乗った気は、必ず突き当たりに当たるんですね。住む人が受け流しきれないほどの気が集まってきて、トラブルや事故が増え、病気にもなりやすくなります。
怖いのは、陣取る場所を間違えると、メリットが得られないだけでなく、自分にデメリットが降りかかってくるということなんですよ。これはお店の話ですが、相談者からということではなく、複数のそういう場所を観察した結果、得られている知見です。T字路の先にある店舗は、結構な確率で20年以内に撤退しています。「必ず」ではありません。
何が起きるかっていうと、怠惰が起こるんですね。よほどの情熱、誇りを持って仕事をしている人でなければ、一つ一つの行動がめんどくさいなっていうところから出発してしまうので、そこで働く人が辞めていく。お客さんもあまり居つかない。急激な変化だったら気づきやすいんですよ、人はね。ただし、こういうことがずっと続くと、心身ともに疲弊してきて、撤退せざるを得なくなるというところまでは実感が湧かないわけです。
袋小路の一番奥。 行き止まりの道は静かでよさそうに見えます。けれども、一番奥の建物には道路がまっすぐ向かってきます。形はT字路の突き当たりと同じ「矢」です。
建物と建物の隙間の正面。 高いビルが二棟並び、その隙間のちょうど正面にある土地です。細長い隙間が一本の棒のようになって、家のほうへ向かってきます。これも「矢」です。
角とカーブが向かってくる
まわりの建物の角が向かってくる。 鋭い角が向かってくる場所は殺気を帯びていて、トラブルが絶えなくなります。鋭い角とは、特に90度以下の角です。よくある長方形の建物の角も90度なので、当てはまります。角が向かう先は、その角を二つに等しく分ける線を、角の先へのばした方向です。山の尾根の尖った先がこちらへ向かってくる場合も同じです。
川や道路のカーブの外側。 カーブしているところでは、外側を避けて内側を探します。道路には、線路や高速道路も入ります。ただし、内側であっても、ほかの条件によってはだめな場合があります。カーブの外側は、五つの形のうち「弓を引いたように、反った線が向かってくる形」にあたります。
理由は気と水の性質から説明できます。川に沿って進んできた気は、川が曲がってもまっすぐ進もうとするので、曲がりの外側に強く当たります。また、川の曲がりの外側は流れが速く、岸がどんどん削られていきます。内側は流れが遅く、土や砂が積もっていきます。気には、秩序を保とうとする働きがあります。同じもの同士が集まっていく、ということです。ですから、外側の岸が削られているなら、その外側の陸地にも削られる働きが働いていると考えます。
水が象徴するのは流れで、お金も流れです。カーブの外側は流れる量が多いので、お金はたくさん入ってきますが、すぐに出ていく。内側は流れがゆっくりで、お金がたまっていくわけです。道路にも同じ秩序が働くので、道路のカーブの外側も削られ、内側には集まってきます。
選んではいけない土地の条件:崖と、一棟だけ高い建物・丘の頂上
崖の下と、崖の上。 表から見た建物はきれいでも、裏に回ると急な崖がそびえていることがあります。「頭の上から何か落ちてきそうな形」です。背後に急な崖がそびえている家、つまり崖の下の家は避けます。崖の上に建つ家も、同じように避けます。隣の家の瓦が傷んで、今にも落ちてきそうな状態も同じです。
一棟だけ高い建物、丘の頂上。 まわりの家がみな低い中に一棟だけ高い建物が建っていると、下から突き上げを食らいそうな形になります。丘の頂上に建つ家も同じです。どちらも、住む場所としてはあまりよくありません。
ここまでの7つの条件は、どれも五つの形のどれかにあてはまります。道路、隙間、袋小路は「矢」、建物の角や尾根は「鋭い角」、川や道路のカーブは「弓」、崖は「頭の上から落ちてきそうな形」、一棟だけ高い建物や丘の頂上は「足元から突き上げられそうな形」です。
地図で見て、現地で確かめる
T字路やカーブ、袋小路は、地図の航空写真で家にいながら確かめられます。
一方、建物の高さや崖は、上からの写真ではわかりません。募集情報の写真は、たいてい建物の表側から撮られています。表の写真に写らない建物の横や裏は、現地で見ておきます。ただし、よその敷地に入ったり、危ない場所に近づいたりしてまで見る必要はありません。
土地の形は、置物や家具では補えない
結論から言います。形が悪いものは、理気でも、置物や家具でも補えません。道路がまっすぐ向かってくる、建物の角が向かってくる。こうした形の悪さを、置物や家具の配置で埋め合わせることはできないんです。だから、形は選ぶ段階で見ておきます。
カーテンの色や玄関マットは、最後の最後に考えることです。料理で言ったらパセリのようなものです。私たちが見ているのは皿。どんなに美味しいフレンチも、タッパーに盛り付けられたら台無しというものです。
そして、土地がよければそれで終わり、でもありません。大地がよくても、建物がよくなければ、成功はなく、じり貧になります。土地の次は、玄関と門の向きを見ます。向きについては「風水の「向き」は、不動産屋さんの「南向き」とは別物です」でお伝えしています。
ここで挙げた形に当てはまらなかったからといって、その土地が安全だと保証されるわけではありません。あなたの暮らしの目的に合う土地だと決まるわけでもありません。
土地と建物で迷っているなら、風水師に相談する一択です。不動産屋も建築士も、その土地と建物があなたに合うかどうかは見ないからです。
※風水は、病気を治すものではありません。病気と向き合う本人とご家族が、落ち着いて医師と話し合えるよう、住まいの環境を整えるものです。治療については、必ず医師にご相談ください。