トイレの風水|金運の黄色は気分。見るのは南西と家の真ん中

トイレの風水ってね、ネットで調べると「これをやれば金運が上がる」みたいな話ばっかり出てくるでしょ。黄色いものを置く、ふたを閉める、鬼門には作らない。

結論から言いますね。この中に、本当に大事なものはほとんどありません。トイレは健康に関わる場所だから、絶対にきれいにする。できるだけ豪華にする。そのうえで、南西、家の真ん中、そして玄関の向きとの組み合わせを見る。順番に答え合わせしていきますよ。

トイレの風水でよく聞く言い伝えを、答え合わせする

一般には

トイレのふたは閉めておく。黄色いものを置くと金運が上がる。鬼門と裏鬼門にトイレを作ってはいけない。

実は

ふたは閉めておく

これはね、普通じゃないですか。今は水洗でどうにかなるけど、昔の汲み取り式の時まではふたがないと臭くてやってられないでしょ。

黄色いものを置くと金運が上がる

それは嘘。気分です。

鬼門と裏鬼門のトイレはだめ

これも嘘です。鬼門というのは風水ではなく、家相の考え方なんですよ。詳しくは鬼門は風水ではなく家相の考え方に書きました。

ただね、南西は良くないかもね。鬼門とは別の話で、西日が当たるからです。

南西のトイレが良くない理由は、西日

南西は、西日が当たるんですよ。西日が当たると温度が上がりやすい。そうすると、溜まっていたものの腐敗が進んで、本当に体調が悪くなると思います。

昔から、台所や厠(かわや、トイレのこと)を南西に作るのは禁忌とされてきました。西日で、ふん尿やなまものが腐りやすかったからです。南西は鬼門のちょうど正反対で、わかりやすい方位でしょ。それで裏鬼門と呼ばれるようになった、と考えるのがよさそうです。

家の真ん中にトイレがあるのは良くない

こっちははっきり言います。家の真ん中のトイレは、良くない。

どうしてかというと、トイレってのはさ、汚物が溜めて置かれる場所だったわけですよ。大腸菌とかサルモネラ菌とか、そういうのが発生しやすい場所でもあるわけじゃないですか。そんなのが真ん中にあったらどうなると思います?

まずね、空気が全体に回るのは真ん中から外っていう考え方なんですね。閉め切ってる時によ。プラス、虫がいるじゃん。ゴキブリが寄ってくるんだよ。真ん中に、嫌じゃない?

家の真ん中は、間取りが長方形なら、四つの角を対角線で結んだ交点です。間取り図の紙の真ん中とは限りません。対角線を引いて、その近くにトイレがないかを見てください。

玄関の向きとの組み合わせは、避けるのが無難

トイレの位置では、もう一つ見るものがあります。黄泉八殺(こうせんはっさつ)です。玄関の向きによって、その家で気をつけるべき方位が決まる。その方位にトイレなどの水回りがないかを確かめるわけです。正確な方位が間取り図に書いてあればわかるけどね。詳しくはトイレの位置は玄関の向きで見る|家相の鬼門より先に知りたい黄泉八殺に書きました。

黄泉八殺の話はソフトの話じゃなくて、ハードの話だからねぇ。避けるのが無難です。家の真ん中のトイレも、同じです。

トイレは「きれい・豪華」、広さは寿命に直結する

トイレは健康に関わるので、絶対にきれいにする。できるだけ豪華にする。

そして、トイレの広さは寿命に直結してしまう。こういうのは古典にあるんですよ。うちの門派に伝わる秘伝書にも書いてあります。

黄色い置物の話より、よっぽど大事でしょ。

すでに南西にトイレがある家は

もう住んでいる家のトイレが南西だった。そういう場合は、きれいにする、豪華にする、で補えます。

それ以上の、秘伝のやり方もあるんですよ。知りたかったら、コンサルを受けてください。

選ぶ前に見る

賃貸なら、借りる人は水回りを動かせません。だから、物件を選ぶ前、間取りを決める前に見る。南西にないか、家の真ん中にないか、玄関の向きとの組み合わせはどうか。

間取りの中で最初に見るのは、トイレです。順番は風水で間取りを見る順番にも書きました。

土地と建物で迷っているなら、風水師に相談する一択です。不動産屋も建築士も、その土地と建物があなたに合うかどうかは見ないからです。

風水は、病気を治すものではありません。病気と向き合う本人とご家族が、落ち着いて医師と話し合えるよう、住まいの環境を整えるものです。治療については、必ず医師にご相談ください。

風水師 福満寿徳

この記事を書いた人

福満寿徳(ふくみつ・としのり)

風水師
一般社団法人全日本風水師協会 理事長

風水師歴17年。鑑定経験は、風水を含む占術全体で5,000件以上。東洋の占術16種を扱っています。元NHKカルチャー講師です。

風水の仕事の前は、不動産の営業をしていました。父は風水師です。風水を学ぶと決めたのは、電力会社のイベントで無料の姓名判断を受け持ち、一人10分ほどで40人ほどを鑑定した日でした。一度きりの鑑定ではなく、環境まで変える仕事がしたいと思ったのです。

今は全国を回り、住まい、会社や店舗、お墓まで、土地と建物を決める前のご相談を受けています。